2018年09月27日

別冊カドカワ 欅坂46特集でインタビュー

 
 しばらくバタバタしていたのですっかり御報告が遅くなってしまいました。
 9月27日に発売された『別冊カドカワ 総力特集 欅坂46』で、インタビュー記事を書いております。

別冊カドカワ 欅坂46
 公式サイト→ https://www.kadokawa.co.jp/product/321808000113/

 お話を聞いたのは、Twitterで欅坂ファンを公言しておられる小説家の綾辻行人さんと、昨年年末に放送された平手友梨奈さんと平井堅さんのコラボ企画で振り付けを担当したコリオグラファー・ユニット CRE8BOYのお二方です。

 いやあ、欅坂46関連の仕事をやれるなんて思ってもいなかったので、オファーが来たときは正直驚きました。ですが、誉田哲也さんと長濱ねるさんの対談記事をやらせてもらって以来、すっかり欅坂46のファンになっていた私にとっては望外のお仕事。
 特に、私が欅坂46にはまるきっかけになったのは、年末の平手さんのパフォーマンスだったわけですから、CRE8BOYのお二方に当日の裏側を聞けるなんて、これは役得以外の何ものでもないわけです。
 また、綾辻さんにこれまで小説のお話を聞くことは何度かありましたが、こんなテーマでインタビューするなんてきっと最初で最後。こんな貴重な機会はめったにありません。

 内容はぜひ本誌でお読みいただくこととして、文字数の関係で入れられなかったこぼれ話を少し。
 CRE8BOYのみなさんは、欅坂46以外にもアイドルの振り付けやMVの演出を担当されることが多いと聞いていましたので、特にお気に入りの仕事は? と伺ったところ、

=LOVE の「=LOVE」


SKE48 の「金の愛 銀の愛」


とのお答えでした。

 他にもセキスイハイムをはじめ、CMの振り付けもたくさんなさっているとか。きっと皆さんも一度は見たことがあることでしょう。
 平井さんのあの素晴らしいパフォーマンスにすっかりやられた方は、他のお仕事もチェックしてみてはいかがでしょうか。

 いやはや、本当におもしろい仕事をさせてもらいました。感謝です。
posted by 門賀美央子 at 16:03| Comment(0) | こんな記事を書きました。

2018年09月16日

伊豆のあの世で累を見る 9/15 累ノ會@伊豆極楽苑


 9月に入って初めてのブログです。おかげさまで忙しくしておりました。

 とはいえ、ようやく大きな仕事が終わり、なんとか一息つく余地が生まれたので、これ幸いと伊豆に行って参りました。

 目的は温泉……ではなく、昨日開催された「累ノ會」@伊豆極楽苑。
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 静岡大学の小二田誠二先生プロデュースの、漫画作品『累』を巡るイベントです。
 まずは、『累』という作品をご存じない方のために、老婆心ながら解説を。
 この作品は2013年から『イブニング』誌で連載されていた松浦だるまさんによる漫画で、つい先日最終巻となる14巻が発売されたばかり。連載開始時から口コミで人気が高まり、累計発行部数は12巻の時点で200万部を突破しているベストセラー漫画です。
 これを原作にした映画『累』が現在公開中ですので、最近名前を知った方も少なからずいるのではないでしょうか。
 口づけした相手と顔を交換できる口紅を持つ醜い女性・累が、その不思議な力を頼りに演劇界を上り詰めていくストーリーなのですが、描かれる問いかけの鋭さ、そして古典怪談に潜む普遍的なテーマを現代漫画に移す手腕の妙に作者は一体どんな方なのだろうかと長らく思っていたところ、つい最近『幽』28号で松浦さんのインタビューをする僥倖に恵まれました。それがきっかけでイベントを知り、今回の参戦となったわけです。

 会場となった伊豆極楽苑(http://izu-gokurakuen.com/)は、名前の通り極楽と地獄を見せてくれる娯楽施設で、知る人ぞ知るディープな観光スポットだとか。

御当主手作りの地獄と極楽。
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 源信の「往生要集」に則って作られたジオラマの数々は、子どもの頃だったら絶対泣いていただろうなって迫力です。
 今回はこの地獄の風景の中で、創作能(と言っていいかな?)『累』が演じられました。作は安田登さん、出演は安田さん門下のお二方と急遽駆り出されたという静岡大学の学生さん。赤いライトが揺らめく中、山下昇平さん作の仮面をつけたお二人が、「死霊解脱物語」を底にした新作の謡で、人の業が重なり積もっていく夫婦の残酷物語を演じていきます。
 再演があるかも、という話だったので内容の詳細は省きますが、後場で使われた面が演者の素顔のように感じられる、なんとも不思議な体験をしたことだけはお伝えしておこうかと。肉付きの面? って感じでした。

 トークイベントは小二田さん、東雅夫さん、松浦さん、安田さんの四名で漫画「累」と「死霊解脱物語」という二つの世界を往還しながら、そもそも「累怪談」とは何であるのかを各々の立場から解析。松浦さんからは「累」の誕生秘話や映画化に関するこぼれ話も披露されるなど、かなり貴重なお話を聞けたと思います。それにしても松浦さんの映画「累」愛が熱かった。
 また、イベント会場には小二田さん所蔵の貴重な怪談和本が並べられただけでなく、閲覧も自由にさせてもらえました。「死霊解脱物語」に「東海道四谷怪談」要素が混ざりこんだ異本なんてものがあるとは。びっくりです。
 最後は静岡県清水市にある龍津寺(http://www.ryoshinji.jp/)のご住職による地獄と極楽の絵解き法話が。これまた貴重な体験です。絵解き法話は出張OKだそうですので、興味のある方は龍津寺さんのFacebookページ(https://www.facebook.com/ryoushinji/)をご覧ください。

 それにしても、衆生教化に使われた怪談が独り歩きしてエンターテインメントに変化していく様は、時代とともに変容する文化の好例であると同時に、「累」という物語の足腰の強さ(by 東雅夫さん)が示す意味については考察の余地がまだまだあるなあ、と。よい刺激になりました。
 
posted by 門賀美央子 at 18:29| Comment(0) | 行ってきました。