2016年09月14日

宇佐美まこと『入らずの森』

 昨日、第一回『幽』怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、小説家デビューされた宇佐美まことさんと久しぶりにお会いしました。
 その際、宇佐美さんの代表作の一つである『入らずの森』の文庫版が、TOHANの「ほんをうえるプロジェクト」で取り上げられた結果、今夏かなり売れ行きを伸ばし、二度も重版がかかったという嬉しい知らせを伺いました。
「ほんをうえるプロジェクト」とは、既刊本の中から魅力のある本を掘り起こし、ベストセラーに育てようという企画だそうで、『入らずの森』のような地味だけれども、力のある名作にはもってこいの企画だと思います。評価されるべき作品が正当な評価を得るのは、一読者としても嬉しいこと。TOHANさん、見る目あります。

 詳しくは、下記からプロジェクトのニュース・リリースに飛べますので、一度読んでみてください。
ほんをうえるプロジェクト
祥伝社文庫『入らずの森』を限定復刊し、ベストセラー化をバックアップ


宇佐美まこと『入らずの森』
入らずの森
競技中の事故で陸上を諦め、過去の栄光と挫折を振り切るかのように田舎へ赴任した中学教師・金沢。彼の教え子になった、東京からの金髪の転校生・杏奈。都会でのサラリーマン生活を窮屈に思い、自分のやりたい農業をしようとIターンしてきた松岡。一見無関係な三人を結びつける、今は歌われていない中学の校歌と森の秘密とは――。ホラーの俊英が、ミステリ要素満載で贈るダーク・ファンタジー。
出版社:祥伝社
定価:本体667 円+税
ISBN:978-4-396-33743-8


 正統派ホラーの上、社会問題にも鋭く迫っている、宇佐美さんの筆力を存分に楽しめる作品ですので、未読の方はぜひ書店で探してみてくださいね。
posted by 門賀美央子 at 21:00| Comment(0) | 紹介します。
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